元禄小判
レア度☆☆☆☆☆
買取価格非常に高い
素材金56.41%
発行年度1695年

江戸時代の開幕と共に造られた慶長小判に次いで、二番目に造られた元禄小判です。鋳造期間は1695年から1710年と、慶長小判よりかなり短いですが、歴史において重要な役割を果たしたと言える小判です。

1657年に起こった大火災、明暦の大火により、江戸の町は一瞬にして崩壊。それを元に戻すため、幕府は貯めていたお金を一気に使うことになります。

それでもまだ十分な量のお金はあったわけですが、度重なる出費に加え、ちょうどこの頃から日本で取れる金の量が極端に少なくなり、幕府は小判を鋳造出来ないという困難に陥ってしまいます。

この困難をなんとかしなければ、ということで造られたのが、元禄小判だったのです。

この政策を主導したのは、萩原秀重(おぎわらひでしげ)でした。萩原がまず行ったのは、小判に含まれる金の量を減らすという政策です。

金の量を減らせば、その分多くの小判を造ることが出来ます。多くの小判が出来れば、その分市場に出回るわけで、経済も上手く回ると考えたようですね。

一見すると上手く行きそうに見えますが、実際にはほんの少しの間だけ上手くいっただけで、後は物の価値が異常に上がってしまうインフレ状態になってしまいます。

さらに金を減らしたことによる、小判の質の低下も問題視されました。金が約8割を占めていた慶長小判に比べ、元禄小判は金が5割と、誰が見ても弱い造りになってしまっていたようです。

様々な問題を抱えた元禄小判でしたが、それでも歴史的価値は高く、状態の良いもので200万円を超えるものもあります。

しかし前述した通り、あまり丈夫でない造りの小判のため、取引する際は約50万円からと、少し低めに見積もっておいた方が良いでしょう。

『元禄小判』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,プロの古銭鑑定士に査定してもらう

金の塊である小判は非常に高価で希少価値が高いです。

普通の中古買取店が扱えるような古銭ではなく、もし査定に出すと大損する可能性があります。

プロの古銭鑑定士に査定してもらうのが一番です。

2,高く売るなら2社以上で査定

査定額は古銭鑑定士のいる買取業者によっても金額差があります。

特に小判のような非常に高額な古銭だと、数万円~数十万円の差がつくことはよくあります。

そのため2社以上で査定をして高い業者に売るのがおすすめです。

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