元禄丁銀
レア度☆☆☆☆☆
買取価格非常に高い~お宝級
素材銀64%
発行年度1695年

「元禄丁銀」は1695年(元禄8年)から1706年(宝永3年)のおよそ11年にわたって鋳造・発行されていた貨幣です。

慶長丁銀に次いで江戸時代で2番目に発行された丁銀として知られています。

この両者はともにデザインがよく似ていますが、元禄丁銀にはこの時代に発行されたことを示す「元」の極印が施されています。

量目は不定であり、非常に軽いものから30グラムを超えるものまで幅広く存在していました。品位は前の時代に発行されたものから見ると質が低下しており、銀が64%、鉛が36%になっています。

この貨幣が製造された背景は当時の社会情勢を見ることでわかります。

元禄丁銀が製造される元禄年間に入ると、元禄文化に代表されるように商人の活動が活発になり、その市場規模は江戸時代初期のものに比べると非常に大きくなりました。

そのため当時流通していた慶長丁銀だけでは貨幣が足りなくなってきてしまいました。

一方で、江戸時代初期の日本は多くの銀山を有しており、世界一の銀の産出国といっても過言ではありませんでした。

そして産出量だけでなく、その質も当時の世界レベルで見ても非常に高いものでした。そのため鎖国下でありながら日本から多くの銀がオランダや中国・朝鮮といった海外に輸出されていました。

そのため江戸時代の中ごろになると銀が不足するようになってきてしまいました。

この2つの問題を解決するために幕府は新しい貨幣を鋳造することを決め、この貨幣が作られたのです。その際、銀不足を解消するために銀の含有量を減らしました。

「元禄丁銀」には1枚につきおよそ400,000円から3,500,000円の買取金額がついています。非常に高値で取引されており、人気の高い1枚です。

『元禄丁銀』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらう

穴銭・丁銀・豆板銀は種類が多く、またわずかの違いでプレミア価値がつくなど、鑑定には高い鑑定力が必要となります。

そのため一般の中古買取店では正確な鑑定は困難です。高額になるレア穴銭であっても、数百円などで買取りされる可能性があります。

経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらうことが重要となります。

2,損をしない買取りのコツは2社以上で査定

買取価格はどの業者でも同じ査定額というわけではなく、価格は差があることが多いです。

例えば、一つの穴銭をプレミア古銭と判定しても、A社では20,000円、B社では40,000円と倍になることも珍しくありません。

そのため複数社で鑑定してもらうことが損をしないコツになります。

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