レア度 | ☆☆☆☆ |
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買取価格 | 少し高い~非常に高い |
素材 | 銀46% |
発行年度 | 1736年 |
「元文豆板銀」は日本において1736年から鋳造・発行されていた貨幣です。その品位は元文丁銀と同じく銀46%、銅が54%であり、それまでの時代に比べると品位は下がっています。
品位が下げられた背景には当時の苦しい財政状況があり、80%もの銀品位の貨幣をこれ以上鋳造する余裕がなかったことがあります。
加えて高品位な貨幣を鋳造するだけの銀がもはや当時の日本にはなく、幕府は十分な量の貨幣を供給できていませんでした。
それにより大阪では貨幣不足によるデフレーションが起こり、商人や民衆の生活は苦しくなっていました。
十分な貨幣を供給するために銀の含有量を減らしたものを発行しました。この貨幣の発行により市中に十分な貨幣がいきわたるようになり、経済状況は大きく回復しました。
幾度となく貨幣が改鋳されたことによって混乱状態にあった当時の日本経済を回復させたという意味で、元文丁銀と元文豆板銀は大きな役割を果たしたという事が出来るでしょう。
この貨幣の発行を決めた徳川吉宗はこの他にも財政を立て直すために様々な改革を行いました。
その一つが農民に対する課税の方法を変えたことです。それまでの徴税方法は収穫量に応じて税を決めていましたが、これを一定のものにし、収入を安定させました。
また、飢餓で苦しむ人を救済するためにサツマイモの栽培の研究を命じました。
「元文豆板銀」には1枚につきおよそ3,000円から100,000円の買取金額がついています。
「廻り文」と呼ばれる通常のものであれば価値は数千円ほどと安めですが、「両面大黒」や「大字文」と呼ばれる種類であれば数万円以上の価値がつきやすくなります。
なかでも「大字文」は最も希少価値が高く、その買取金額に期待が持てる古銭です。
『元文豆板銀』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらう
穴銭・丁銀・豆板銀は種類が多く、またわずかの違いでプレミア価値がつくなど、鑑定には高い鑑定力が必要となります。
そのため一般の中古買取店では正確な鑑定は困難です。高額になるレア穴銭であっても、数百円などで買取りされる可能性があります。
経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらうことが重要となります。
2,損をしない買取りのコツは2社以上で査定
買取価格はどの業者でも同じ査定額というわけではなく、価格は差があることが多いです。
例えば、一つの穴銭をプレミア古銭と判定しても、A社では20,000円、B社では40,000円と倍になることも珍しくありません。
そのため複数社で鑑定してもらうことが損をしないコツになります。
下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。