レア度 | ☆ |
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買取価格 | 普通 |
素材 | 銅/鉄 |
発行年度 | 1784年 |
この古銭は江戸時代中期の1784年から1787年の間に仙台藩で鋳造された貨幣です。
3年の間で製造枚数はおよそ3億枚にも及びました。それだけの多くの数発行された古銭でしたが、そのサイズは発行された時期によって異なっています。
初期に発行されたものが最も大きく、末期に発行されたものは小さくなっているためその大きさを見ると発行された時期を特定することが出来ます。
また、古銭には「仙」「臺」「通」「寳」の4文字が書かれています。
見た目の特徴は丸型ではなく四角であることが挙げられます。さらにその角をすべて落として撫で角になっているのがこの貨幣の特徴です。
この古銭が発行された時代背景としては江戸時代の中期に起こった天明の大飢饉が挙げられます。
天明の大飢饉によって藩内の人々の暮らしが苦しくなってしまったため、仙台藩は5年という期間を限定して仙台通宝を発行しました。
流通したものは鉄でできていましたが、見本となったものは銅で作られています。これは当時仙台藩では鉄の産出が多かったためです。
こうして作られた貨幣でしたが、その質が悪かったことから貨幣そのものの価値が上がらず物価の上昇を招いてしまいました。
この様に仙台藩内ではあまり良くない結果を招いてしまいましたが、発行枚数の多さもあってか諸藩にも流通していた形跡があります。
現在の広島県での出土があったり、盛岡藩の方では偽物が作られた形跡があります。
この古銭の相場はそれが見本となった母銭か、母銭をもとにかたどって作られた子銭かによって変わってきます。
母銭の場合には2万円前後、子銭の場合には数百円で取引されています。上でも述べたようにこの2種類は材質が異なるため、どちらであるかは見分けやすいです。
『仙台通宝』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらう
穴銭・丁銀・豆板銀は種類が多く、またわずかの違いでプレミア価値がつくなど、鑑定には高い鑑定力が必要となります。
そのため一般の中古買取店では正確な鑑定は困難です。高額になるレア穴銭であっても、数百円などで買取りされる可能性があります。
経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらうことが重要となります。
2,損をしない買取りのコツは2社以上で査定
買取価格はどの業者でも同じ査定額というわけではなく、価格は差があることが多いです。
例えば、一つの穴銭をプレミア古銭と判定しても、A社では20,000円、B社では40,000円と倍になることも珍しくありません。
そのため複数社で鑑定してもらうことが損をしないコツになります。
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