享保小判
レア度☆☆☆☆☆
買取価格非常に高い
素材金86.79%
発行年度1714年

1714年に鋳造された、享保小判。慶長小判や元禄小判は、造られた年の元号を元に名前が付けられているのですが、享保小判が造られた1714年の元号は正徳です。

その前に造られた正徳小判の鋳造期間が、わずか4ヶ月程度であったため、きちんと区別出来るように、次の元号である享保を取ったのでしょう。

享保小判の発行期間は、正確には分かっていないのですが、約2年後の1716年頃までだったと言われています。

正徳小判の質の低下が問題視され、小判に含まれる金の量を増やそうとする動きで、造られ始めた享保小判なのですが、正徳小判以前の宝永小判や元禄小判も、ずっと質の低下で悩まされていました。

すでに日本も金を取れる所が減少し始めていたので、新たに質の良い小判を造るのも難しい。

それならば、宝永小判や元禄小判を造り直すという形で、小判を鋳造すれば良いではないのか。ということで造られたのが、享保小判だったのです。

今度こそ上手くヒットし、幕府の財政も安定化の道をたどると思ったのですが、現実はそう甘くはありませんね。

ちょうど1716年に、8代目として徳川吉宗が将軍に就くのですが、吉宗は財政を立て直すため、後に享保の改革と呼ばれる様々な制度を実施します。

それによりお米の生産量が増えてしまい、加えて、新たに造り変えられた享保小判も、造り変える作業のために市場に出回る量も減り、結果的に増えた米をお金に変えようとしても、そんなにお金にならない、という事態に陥ってしまったようです。

享保小判の歴史的価値は非常に高く、買取価格は35万円~45万円になります。

高値が付くものなので、扱う際には十分な注意が必要です。

『享保小判』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,プロの古銭鑑定士に査定してもらう

金の塊である小判は非常に高価で希少価値が高いです。

普通の中古買取店が扱えるような古銭ではなく、もし査定に出すと大損する可能性があります。

プロの古銭鑑定士に査定してもらうのが一番です。

2,高く売るなら2社以上で査定

査定額は古銭鑑定士のいる買取業者によっても金額差があります。

特に小判のような非常に高額な古銭だと、数万円~数十万円の差がつくことはよくあります。

そのため2社以上で査定をして高い業者に売るのがおすすめです。

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