享保一分判金
レア度☆☆☆☆
買取価格高い
素材金86.1%
発行年度1716年~1736年

慶長一分判金と同じ高品位で作られた金貨になります。同時に作られた享保小判も金の含有率が高くなっています。

初めに鋳造されたのは正徳期ですが、大半は享保期に鋳造されています。正徳一分判金と酷似していますが、享保一分判金は書体の書き方で「離光次」というタイプになっています。

また裏面右上に「佐」文字の極印がある佐渡金座で作られた享保佐渡一分判金というタイプもあります。

この金貨の表には五三の桐文などが刻まれていて、裏には光次の花が打たれています。慶長一分判金と同じく年代印は打たれていません。

五三の桐とはいうのは、後醍醐天皇から足利尊氏がもらった家紋のことで、天皇や偉業を成し遂げた者と思われるくらい家紋には力があるものでした。

そのため、多くの者がうらやむことも多かったようです。今の時代では大体の家に家紋が存在していますが、当時を考えるとなかなかなく、評価された者にしか存在していないものでした。

ちなみに、有名どころの織田信長も足利義昭からこの家紋を貰っています。五七の桐は天皇の家紋で、五三の桐とかなり似てますが、そちらの方が格上です。

五三と五七は桐の紋にある上部の花の数を指しています。やはり数が多い方が格上のようです。

素材は他の金貨と同じで金と銀でできていますが、金の割合の方が高く、大きさも縦横で2㎝×1cm程度です。

指先の乗るほどの小さなサイズではありますが、4gの重さがあります。

買取価格は30,000円~50,000円になります。

表と裏で上下向きが反対になっている逆打ちタイプであれば10万円以上も期待できます。

また佐渡で鋳造された享保佐渡一分判金になると非常に珍しいため、100万円~200万円になると思われます。

幕府は正徳一分判金、そして享保一分判金と急な高品位政策を実行しますが、その結果デフレが発生し経済の循環が悪くなることになります。

『享保一分判金』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,経験豊富な買取業者で鑑定してもらう

古金銀は古銭の中でも鑑定が難しい種類になります。1つの種類でも、刻印された書体は数十などに分類され、買取価格も変わってきます。

しかし一般的な中古買取店で査定をすると、価値の高さを判別できない可能性があります。そのため希少価値が高くても、安い買取価格になる可能性があります。

古金銀は経験豊富な古銭買取業者に依頼するのがおすすめです。

2,高く売るなら2社以上で査定

古金銀は高額買取りになる種類が多いです。そのため買取業者による査定額の差も大きくなります。

1枚で数千円の差や、枚数が多ければ2倍の価格差が出ることもあります。

そのため高く売るなら2社以上で査定をするのがおすすめです。

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