レア度 | ☆☆☆☆ |
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買取価格 | 高い~非常に高い |
素材 | 銀46% |
発行年度 | 1765年 |
「五匁銀」は1765年(明和2年)から1768年にかけて発行されていた古銭です。
当時政治の権力を持っていた田沼意次の命令を受けて川井久敬が考案したものになります。量目は18.74グラム(5匁)であり、銀と銅の比率は銀46:銅53でした。
その形状は長方形で、まるで習字をするときに用いる硯のようにも見えます。このことからこの古銭には「硯箱」という別名がついています。
当時の日本で流通していた貨幣は金と銀が用いられていましたが、金は現在の貨幣と同じく計数貨幣、銀はその含有量によって価値が変動する秤量貨幣でした。
江戸時代の日本では特に江戸では計数貨幣の金が、大阪などでは秤量貨幣の銀が用いられてきました。
そのため、江戸と大阪間で取引を行う際には両替をする必要がありましたが、特に銀を金にする場合には同じ量目の銀銭でも銀の含有量によって価値が変動するため、両替そのものが難しくなってしまっていました。
以上のように両替の手間を省くべく鋳造されたのがこの五匁銀です。
五匁銀は12枚で小判1枚と交換が可能という固定レートを初めて採用しました。
しかし当時の両替商はこのレートで両替をしても儲けが出なかったためほとんど両替されることなく1768年には回収されてしまいました。
計数貨幣としての役割は殆ど果たすことのなかった五匁銀でしたが、後に発行される南鐐二朱銀はその役割を全うする事となります。
「五匁銀」には1枚につきおよそ50,000円から120,000円程度の買取金額がついています。
江戸時代に発行されたためその希少価値は高く、古銭というよりもアンティークとしての存在感が大きい古銭になっています。
『五匁銀』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,経験豊富な買取業者で鑑定してもらう
古金銀は古銭の中でも鑑定が難しい種類になります。1つの種類でも、刻印された書体は数十などに分類され、買取価格も変わってきます。
しかし一般的な中古買取店で査定をすると、価値の高さを判別できない可能性があります。そのため希少価値が高くても、安い買取価格になる可能性があります。
古金銀は経験豊富な古銭買取業者に依頼するのがおすすめです。
2,高く売るなら2社以上で査定
古金銀は高額買取りになる種類が多いです。そのため買取業者による査定額の差も大きくなります。
1枚で数千円の差や、枚数が多ければ2倍の価格差が出ることもあります。
そのため高く売るなら2社以上で査定をするのがおすすめです。
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