乙号券 20円札
レア度
買取価格額面通り~少し高い
素材
発行年度1931年

「乙号券 20円札」は1931年(昭和6年)7月21日から1946年(昭和21年)3月2日までのおよそ15年間発行されていた紙幣です。

図案には藤原鎌足の肖像画と、彼にゆかりのある神社が用いられています。

1929年に世界恐慌が起こり、苦しい財政状況の中で発行された貨幣です。日本の紙幣としては珍しくその額面が横書きではなく縦書きで書かれており、「縦書き20円」という別名で呼ばれています。

貨幣のサイズは縦が87ミリ、横が152ミリと甲号券に比べると少しだけ大きくなりました。

この貨幣が発行された年代はちょうど軍部が日本国内での権力を拡大し、戦争に向かっていた時期でした。

背景としては1931年に起こった満州事変が挙げられます。これは中国への侵略行動の一つとして行われたものでしたが、日本政府の思惑にはないものでした。いわば軍部が勝手に行ってしまったものでしたが、政府はこれに対して何の対応もしませんでした。

一連のこの流れは軍部に「何をやっても政府には後から許してもらえるんだ」という自信を植え付けることになり、暴走が始まりました。

この暴走の一環で東京を占領する「二・二六事件」などが起こったことによって政治家はさらに軍部に対して強く出ることができなくなってしまいました。

「乙号券 20円札」には1枚につきおよそ2,000円から10,000円前後の買取金額がついています。

この当時に発行された貨幣は発行枚数がそこそこあるため明治時代などに発行されたものに比べるとその希少価値は低いと言えます。

しかしもし見本紙幣をお持ちの場合には少々買取金額が上がるのでお持ちの場合にはぜひ業者に持ち込んでみましょう。

『乙号券 20円札』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の古銭買取業者に査定してもらう

旧紙幣はプレミア価値のついた種類がたくさんあり、最近の紙幣でも紙幣番号によってはいい買取価格となります。

しかし金券ショップや一般のリサイクル店で買取りをすると希少価値の高さが判断できず、プレミア価値をつけてもらえない可能性があります。

旧紙幣は専門の古銭買取業者に査定してもらうのが一番です。

2,損をせずに売るなら2社以上で査定

希少価値の高い旧紙幣だったとしても、実際は買取業者によって査定額に差があります。

特に価値が高い紙幣の場合、業者によって倍以上の差が出ることも珍しくありません。損をしないためにも複数社の査定がおすすめです。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。