レア度 | ☆☆☆☆ |
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買取価格 | 少し高い~高い |
素材 | 紙 |
発行年度 | 1910年 |
「乙号券 透し大黒5円札」は1910年(明治43年)から1939年(昭和14年)のおよそ29年間発行されていた貨幣です。明治・大正・昭和の3時代にわたって発行されていました。
表面の右側には日本で学問の神様としてもおなじみの菅原道真の肖像画が、裏面には彼を祀っているとされる北野天満宮と、英語表記で兌換に関する文章がそれぞれ書かれています。
菅原道真は聖徳太子や藤原(中臣)鎌足と並んでお札の図案としてはかなり人気の高い人物で、他にも様々な種類の貨幣の図案に採用されました。
縦が78ミリで136ミリと、同じ額面を持つ「甲号券 中央武内5円」よりも少し小さくなっています。
日本は当時すでに金本位制に移行しており、こちらの貨幣も金と交換できるようになっています。
貨幣としての最も多くの特徴は現在も採用されている「透かし」が採用されているという点にあります。透かしは現在ではニセ札防止のための技術として導入されています。
この貨幣の透かしの図案には貨幣の名称にもなっている大黒様が採用されています。
発行された当初は菅原道真の肖像画が緑色で印刷されていたことと、透かしによって大黒様が浮かび上がってくる点で人々はそれを不気味に感じたと言われており、「幽霊札」という別名がつけられました。
「乙号券 透し大黒5円札」には1枚につきおよそ30,000円から200,000円の買取金額がついています。
この貨幣については未使用のものも現存しており、その場合には20万円近い買取金額が期待できます。
しかし状態の悪いものになってしまうと30,000円前後にまで落ちてしまうので保存状態が重要だということが分かります。
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