丙号券 1次10円札
レア度☆☆
買取価格額面通り~少し高い
素材
発行年度1930年

「丙号券 1次10円札」は1930年(昭和5年)5月21日から1946年(昭和21年)3月2日までのおよそ16年間発行されていた紙幣です。

終戦後に新円発行が行われるまで使用されていた紙幣で、表面には和気清麻呂の姿が、裏面には京都にある護王神社がそれぞれ描かれています。

和気清麻呂は1890年に発行された改造10円券からずっと10円券の図案に採用されており、この紙幣の図案は後に発行された「い号券」にも流用されました。

1929年に世界恐慌が起こったために金本位制を持続する事が難しくなってしまったため、金との交換を停止しました。その際にそれまで用いられていた兌換券を無効にするために発行されたのがこの紙幣です。

世界恐慌は世界中に影響を及ぼしました。この不況に対してアメリカでは公共事業を増やすことによって雇用を拡大(ニューディール政策)して対応しました。

そしてイギリスやフランスといった列強は植民地に対して自国以外と貿易をする際には高い関税を課すなどの措置(ブロック経済政策)をとりました。

一方で当時社会主義国であったソ連は不況に対して強く、ほとんど影響を受けませんでした。

資本主義国でありながら日本はアメリカや列強のような政策をとることができない状況下にあったため、中国への侵略によってこの苦境を乗り越えようとしました。このことは後の日中戦争やなどに繋がっていきます。

「丙号券 1次10円札」には1枚につきおよそ100円から500円前後の買取金額がついています。

未使用のものであっても2,000円前後の販売価格となる紙幣であり、発行枚数もこの時代になると多くなってきているため希少価値は薄くなっています。

『丙号券 1次10円札』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の古銭買取業者に査定してもらう

旧紙幣はプレミア価値のついた種類がたくさんあり、最近の紙幣でも紙幣番号によってはいい買取価格となります。

しかし金券ショップや一般のリサイクル店で買取りをすると希少価値の高さが判断できず、プレミア価値をつけてもらえない可能性があります。

旧紙幣は専門の古銭買取業者に査定してもらうのが一番です。

2,損をせずに売るなら2社以上で査定

希少価値の高い旧紙幣だったとしても、実際は買取業者によって査定額に差があります。

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