世高通宝
レア度☆☆
買取価格少し高い~高い
素材
発行年度1461年

「世高通宝(せこうつうほう)」は琉球王国において尚徳王の治世(1461年~1469年)に鋳造・発行された穴銭です。

直前まで発行されていた琉球三世銭の一つであった大世通宝と同じく永楽通宝をもとにして一部をはめ込む形で作られています。

直径も23ミリとほぼ同じ形をしていますが量目には多少の変化があり、こちらは3グラムとなっています。

「世高」という名称は尚徳王の神号であった「世高王」をもとにして付けられました。

もともとは琉球王国で鋳造されていたものですが、東北地方でも出土が見られています。これは世高通宝を手本として鐚銭(びたせん)が作られていたからであり、言わば「コピー銭のコピー」が作られていたという面白い事実を物語っています。

ただこちらは琉球で作られたものとは大きく異なっており、直径は18ミリ、量目も2.5グラムほどと一回り小さくなっています。

琉球王国は中世においては日本と中国との間で中継貿易を行っていました。その結果、中国からの文化と日本からの文化を同時に取り入れる事となり、独自の文化を発展させていきました。

その一方で農民は自らの土地を所有することが許されておらず、さらには重い税を課せられていたこともあり、大変苦しい生活を強いられていました。

「世高通宝」には1枚につきおよそ3000円から数万円の買取金額がついています。

かなり状態の良いものでなおかつ種類が珍しいものであれば数万円という高額で売ることも可能ですが、ほとんどのものは3,000円から5,000円程度の買取金額となっています。

他の琉球貨幣に比べて安くなっているのは量目が減ったことと、質の悪い銭が増えてしまったためです。

『世高通宝』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらう

穴銭・丁銀・豆板銀は種類が多く、またわずかの違いでプレミア価値がつくなど、鑑定には高い鑑定力が必要となります。

そのため一般の中古買取店では正確な鑑定は困難です。高額になるレア穴銭であっても、数百円などで買取りされる可能性があります。

経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらうことが重要となります。

2,損をしない買取りのコツは2社以上で査定

買取価格はどの業者でも同じ査定額というわけではなく、価格は差があることが多いです。

例えば、一つの穴銭をプレミア古銭と判定しても、A社では20,000円、B社では40,000円と倍になることも珍しくありません。

そのため複数社で鑑定してもらうことが損をしないコツになります。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。