万延二朱判金
レア度
買取価格普通~少し高い
素材金22.93%
発行年度1860年

「万延二朱判金」は1860年から1869年(明治2年)にかけて鋳造されていた古銭です。

この時期に発行されていた他の古銭と同様に金銀の流出を防ぐためにその量目はおよそ0.75グラムと控えめになっています。

サイズは横6.5mmの縦11.5mmで、金銀比率は金23:銀77となっています。判金という名前がついているもののその実情は銀のほうが含有量が圧倒的に多いため、海外では二朱銀という名称で呼ばれることもあります。

当時の日本は開国の影響で大量の金銀が流出してしまったため、金含有量の極めて少ない古銭を発行しました。その結果、急激な物価の上昇を招き、一時的にインフレーションの状態に陥りました。

この古銭が発行された時代は江戸時代と明治時代の境目にあった時代で、旧政府軍と新政府軍が戊辰戦争を繰り広げました。

特に新政府軍の長州藩、薩摩藩、土佐藩はこの戦いにおける中心となり、明治時代になってからは新政府の中心的役割を果たしました。

彼らはそれまで収穫量に応じて年貢を取り立てていた制度を土地の値段に見合った形で納税させる「地租改正」の制度を整備し、明治政府の財政安定に貢献しました。

また、それまで武士の子どもは藩校で学び、庶民の子どもは寺子屋で学ぶといった住み分けがなされていましたが、明治時代に入るとその住み分けをなくし、全ての国民に教育を施す「学制」も発布されました。

これによって日本は近代国家への道をたどり始めました。

「万延二朱判金」には1枚につきおよそ1,000円から3,000円の買取金額がついています。

国内での取引もかなり多く行われており、非常に小さい古銭の為買取金額も数千円以内におさまっています。

『万延二朱判金』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,経験豊富な買取業者で鑑定してもらう

古金銀は古銭の中でも鑑定が難しい種類になります。1つの種類でも、刻印された書体は数十などに分類され、買取価格も変わってきます。

しかし一般的な中古買取店で査定をすると、価値の高さを判別できない可能性があります。そのため希少価値が高くても、安い買取価格になる可能性があります。

古金銀は経験豊富な古銭買取業者に依頼するのがおすすめです。

2,高く売るなら2社以上で査定

古金銀は高額買取りになる種類が多いです。そのため買取業者による査定額の差も大きくなります。

1枚で数千円の差や、枚数が多ければ2倍の価格差が出ることもあります。

そのため高く売るなら2社以上で査定をするのがおすすめです。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。