万延二分判金
レア度☆☆☆
買取価格少し高い~高い
素材金22.9%
発行年度1860年

「万延二分判金」は1860年から1874年(明治7年)に鋳造されていた古銭です。量目は2.96グラムであり、金銀比率は23:77でした。

江戸時代の末期から明治時代の初頭にかけて発行されていたもので、その発行枚数は非常に多く。広く流通しました。江戸時代を通じて最も実質的な金含有量が少ない古銭の一つです。

江戸時代と明治時代の2つの時代にわたって発行されたものですが、時代ごとに見わけをつけることができます。

見分け方は「分」の字の2画目を見ることで、ここがハネている場合には江戸時代に鋳造されたものになります。逆にトメになっていた場合には明治時代に鋳造されたものだと分かるようになっています。

この古銭が発行された当時は江戸時代から明治時代の過渡期であり、日本の歴史上大きなターニングポイントでした。

1185年に鎌倉幕府が作られて以来、日本はおよそ700年の間武士がその政治の実権を握っていました。

江戸時代から明治時代に変わるにあたってその政治の実権が天皇に返還されることになりました。それが「大政奉還」です。

これによって武士が政治をする時代は終わりを告げたといっていいでしょう。そして、その政治を行っていた幕府いう機関を廃止することを決定づけたのが「王政復古の大号令」です。

この二つにより、日本は近代化への歩みを進めていくことになったのです。

「万延二分判金」には1枚につきおよそ20,000円から30,000円の買取金額がついています。

大量に発行されていたことと、実質的な金含有量の少なさから買取金額はそこまで高いものではありません。

少しでも高値で買い取ってもらうことを考えるならばなるべくきれいな状態を保持して買い取りにのぞむようにしましょう。

『万延二分判金』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,経験豊富な買取業者で鑑定してもらう

古金銀は古銭の中でも鑑定が難しい種類になります。1つの種類でも、刻印された書体は数十などに分類され、買取価格も変わってきます。

しかし一般的な中古買取店で査定をすると、価値の高さを判別できない可能性があります。そのため希少価値が高くても、安い買取価格になる可能性があります。

古金銀は経験豊富な古銭買取業者に依頼するのがおすすめです。

2,高く売るなら2社以上で査定

古金銀は高額買取りになる種類が多いです。そのため買取業者による査定額の差も大きくなります。

1枚で数千円の差や、枚数が多ければ2倍の価格差が出ることもあります。

そのため高く売るなら2社以上で査定をするのがおすすめです。

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