フランス 5フラン銀貨 ルイ・フィリップ
レア度☆☆☆
買取価格少し高い~非常に高い
素材銀90%
発行年度1840年

「フランス 5フラン銀貨ルイ・フィリップ」は、1840年にフランスで発行されました。

品位は、シルバー900、重さ24.97g、直径。おもて目は、ルイ・フィリップの横顔の肖像、うら面には「5・ERANCE・1840」がデザインされています。

小さく刻印された「B」は、フランス西部の町ルーアンで製作されたことを示しています。年度によって価値が変わり、買取価格は数千円~10万円になります。

ルイ・フィリップは、1830-1848年まで7月革命によって王位の座についたフランス国王です。

歴史的にいつごろの時代かというと、1794年にフランス革命によつて、ルイ16世とその王妃マリーアントワネットが処刑され、絶対王政が滅びた後の頃のことです。

ルイ16世の次には共和制が誕生し、1804年にナポレオンが皇帝に即位します。ナポレオンはロシア遠征などで勢力を伸ばしますが、わずか10年で失脚してしまいます。

国民のよる共和制が始まったにもかかかわず、復古王政に戻ったりと、まだ体勢が確立された時代ではありませんでした。

ナポレオンが失脚したあと、立憲君主制を用いて王位についたのが貴族出身のルイ・フィリップでした。

自由主義者であったルイは「フランス国民の王」と自ら名乗り、政治改革に取り組みます。

1830年~1848年の在位期間中、フランスの産業革命を勧め経済的な発展にも寄与しました。

しかしこの頃、ヨーロッパでは、北アフリカやラテンアメリカ、アヘン戦争など世界中で戦争が勃発、ルイ・フィリップの王政も終焉を迎えました。

フランスの国旗の三色が意味する「自由・博愛・平等」は、このフランス革命の時代にできたスローガンです。

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