【ドイツ・ヴュルテンベルグ 2テーラー銀貨ウルム寺院修復記念】の買取価格、相場と詳細について

「ドイツ・ヴュルテンベルク王国 2テーラー銀貨ウルム寺院修復記念」は1871年にドイツで発行された銀貨です。

この銀貨は1869年と1871年の2回にわたって発行されていますが、1871年のものは発行枚数が約4000枚しかなく、希少価値が高いと言えるでしょう。

しかしそれ以上に1869年のものの方が発行枚数が少ないと考えられています。その量目は37.04グラムもあり、重量感をしっかりと感じられる高級感のあるコインに仕上がっています。

銀貨の表面にはカール1世の肖像画が、裏面にはウルム寺院が描かれています。

図案に採用されているカール1世は1864年6月25日から1891年10月6日にヴュルテンベルク王国における第3代国王を務めた人物です。彼は同性愛者だったと言われており、自らの妻との間に子供をもうけませんでした。

裏面に描かれているウルム寺院はドイツにある大聖堂の一つで、その高さは162メートルと世界で最も高い教会と言われています。

内部にある展望台に行くためには、およそ750段以上にもわたる階段を上らなくてはならない仕様になっており、観光名所の一つとなっています。

先述のカール1世の治世にはこのウルム寺院の修復事業が行われており、その完成を記念して発行されたのがこの銀貨でした。

ドイツは第二次世界大戦時には他国からの攻撃を受け、この大聖堂がある地域も爆撃を受けましたが、大聖堂は運よく破壊を免れています。

「ドイツ・ヴュルテンベルグ 2テーラー銀貨ウルム寺院修復記念」には1枚につきおよそ100,000円から200,000円の買取金額がついています。

1869年のほうをお持ちの場合にはこれよりもさらに高額での買取りが期待できます。

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