レア度 | ☆☆☆☆ |
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買取価格 | 高い~非常に高い |
素材 | 金90% |
発行年度 | 1911年 |
「イタリア 50リラ金貨 王国50周年」は、1911年にイタリア王国50周年を記念して発行されました。
コインのおもて面は、ヴィットリオ・エマヌエレ3世の肖像、うら面はギリシャ神話時代の男女像と1861-1911の王国50周年を表す刻印がされています。品位は、金900、重さ16.12g。
発行枚数は20.000万枚と少なく、買取価格は数万円程度、状態が良ければ10万円程度になっています。
地中海に長靴型につきでたイタリアは、中世以降から小さな独立公国の集まりでした。
その後、19世紀になってサルディーニア王国がトスカーナ公国などの周辺国を吸収して、イタリア王国を造ったのが1861年です。
祖父のヴィットリオ・エマヌエレ1世、そして父のウンベルト1世に継ぐ3代目の国王がエマヌエレ3世になります。
エマヌエレ3世はコイン収集家として、1900年~1946年の在位中にイタリアで最もたくさんのコインを発行した王と言われています。
当然おもて面には自分の肖像が入っていて、第1次通貨の青銅・ニッケル・銀・金をはじめ、第2次通貨や第2次通貨でも通常の硬貨の他に金・銀の記念コインなどがあります。
王国50周年の記念はその集大成ともいえるもので、デザインが美しく世界中のコレクターが憧れるコインのひとつです。
エマヌエレ3世は王位についてすぐ1903年と1905年に、「ヴィットリオ・エマヌエレ3世100リレ金貨」を発行しています。
わずか2000枚と少なく、なかなかお目にかかる機会がないかも知れませんが、現在300万円~と美術品のような価格が付いています。
まだまだ、1912年・1923年・1925年の金貨も発行されていますので、そちらも興味深いですね。
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