【イタリア 20リラ銀貨エマヌエレ3世】の買取価格、相場と詳細について

「イタリア 20リラ銀貨エマヌエレ3世」は、1936年にイタリア・サヴォイア王朝の時代に発行されました。

おもて面は、国王のヴィットリオ・エマヌエレ3世の肖像、うら面は4頭立ての馬車に乗った女神がデザインされています。

品位は銀800、重さ20g、直径約35.5mm。発行は1.000枚。買取価格は30,000円前後になります。

19世紀後半から20世紀初めのイタリアは、地域ごとの小さな公国の集まりでした。それを吸収して統一したのがサヴォイア家で、ヴィットリオ・エマヌエレ3世は3代目のイタリア国王です。

1900年に国王の座に就任しますが、立憲主義の穏健派でどちらかと言えば、政治より誇り高き騎士団の団長や趣味のコイン収集が好きだったようです。

そんな折、1915年にヨーロッパで第一次世界大戦が勃発し、イタリア国内ではファシスト派のムッソリーニが頭角を表します。

時代が不安定な中で、エマヌエレ3世はエチオピア皇帝や、アルバニア国王などアフリカの植民地へと左遷された感があります。

しかし、コインではイタリア国王の中で多くの通常貨幣や美しい金貨や銀貨などの記念貨幣を発行した人として知られています。この20リラ銀貨もエチオピア皇帝に即位したのを記念したものです。

他にも、毎年のように通常貨幣や、金銀の記念コインが発行されていますが、当然ながらおもて面はエマヌエレ3世自身の肖像が入っています。

こうした遺産は、今もコレクターにとっては憧れるものばかりです。

例えば、1914年に発行された「エマヌエレ3世　5リレ」は、4頭立ての馬車に乗った騎士の勇壮な図柄で、世界的に人気の高いコインのひとつです。

『イタリア 20リラ銀貨エマヌエレ3世』を損せず高額買取してもらう方法とは？

外国貨幣・外国コインは各国の金貨や銀貨であるため、非常に種類が豊富です。

普通の中古買取店では正しく鑑定することは難しく、安価な値段で買取りされる可能性があります。

古銭専門の買取業者に依頼すれば、正確な鑑定をしてもらえます。

外国貨幣・外国コインはあまりに種類が多いので、買取業者によって査定額が異なることがよくあります。

特に価値の高い貨幣ほど差が大きく、数万円も査定額が変わるケースもあります。

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