イタリア サルディニア王国 1828 80リレ 金貨
レア度☆☆☆☆
買取価格高い~非常に高い
素材金90%
鋳造年1828年

「イタリア サルディニア王国 1828 80リレ 金貨」は1820年代後半にイタリアで発行された金貨です。

コインの表面にはサルディニア国王であったカルロ・フェリーチェの肖像画が、裏面には王冠と盾がそれぞれ描かれています。直径は約32ミリ、量目は25.8グラムとなっています。

サルディニア王国は18世紀から19世紀にかけてイタリアにとフランスにまたがって存在していた王国でしたが、1861年にイタリア王国の一部になりました。

図案として採用されているカルロ・フェリーチェはサルディニア王国の6代目の王で、1821年から1831年の10年の間即位していました。

王座に就いたのは彼が56歳の時であり、年を取ってから王となった人物でした。カルロ・フェリーチェにはもともと二人の兄がおり、王位継承の順位は決して高くはありませんでした。

しかし兄たちには子供が出来なかったり、出来た子供が娘だけであり王位を継承することができなかったため彼に白羽の矢が立ったのです。

彼が行った政治の特徴はナポレオン時代に行われた数々の改革を否定したことにあります。当時サルディニア王国ではナポレオンの革命によってもたらされた政治上の文化や慣習が大きな影響力を持っていました。

それらに対してフェリーチェは反動運動を展開していくことによって改善を目指していきました。また、当時荒れていた国の秩序を回復させるためにオーストリア軍を駐屯させるといった政策を行いました。

「イタリア サルディニア王国 1828 80リレ 金貨」には1枚につき80,000円から100,000円の買取金額がついています。

発行枚数も約9000枚と決して多くはないため希少価値はかなり高いものになっています。

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