イギリス クラウン銀貨 ウィリアム3世
レア度☆☆☆☆☆
買取価格非常に高い
素材
鋳造年1696年

「イギリス クラウン銀貨 ウィリアム3世」は1690年代から1700年代にかけてイギリスで発行された銀貨です。

その表面にはウィリアム3世の肖像画が、裏面にはイギリス王室の紋章がそれぞれ描かれています。その直径は30ミリ、重量は30グラムとなっています。

図案に用いられているウィリアム3世は1689年から1702年のおよそ13年間イングランド・スコットランド・アイルランドの王を務めた人物です。

彼が王座に就いたきっけけになったのはは清教徒革命と並んで近代イギリスの基礎を作ったと言われる名誉革命でした。

清教徒革命が行われたのちのイギリスはジェームズ2世が議会を無視した政治を行ったり、清教徒革命で追放したはずのカトリックを保護したりといわゆる専制政治を展開していました。

これに対して議会はジェームズ2世の娘であるメアリーとその夫であるウィリアム3世を王に迎えることで対抗しました。

この王座の交代劇は成功し、イギリスは戦いを起こすことなく革命に成功しました。戦を行わず、戦死者を出さずに革命を成功させたことから名誉革命は「無血革命」とも呼ばれています。

名誉革命をきっかけに、ウィリアム3世とその妻メアリは2人の国王としてイギリス国内を治めることになったのです。

「イギリス クラウン銀貨 ウィリアム3世」は1枚当たりおよそ100,000円前後の買取金額になっています。

国内での流通があまりなく、入手が困難な銀貨になっています。近年イギリスのコインは人気が上がってきており、これから先さらに入手が難しくなることが予想されます。

また、発行された年度や状態によってもかなり買取金額が変わるので専門家の目を通すようにしましょう。

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