レア度 | ☆ |
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買取価格 | 額面通り~少し高い |
素材 | 紙 |
発行年度 | 1943年 |
「ろ号券 3次5円札」は1943年(昭和18年)12月15日から1946年(昭和21年)3月2日までのおよそ3年間にわたって発行され・流通していた紙幣です。
図案やサイズはこの直前まで発行されていた「い号券 2次5円札」を流用したものになっています。
しかし細かい部分には違いが見られ、い号券が金貨と交換する事が可能な兌換券だったことに対してろ号券は不換紙幣となりました。
そのため兌換文言は削除されました。また、図案に用いられている菅原道真の肖像画の表情に若干の変化が施されました。
この貨幣が発行される前年の1942年に旧日本銀行法が制定されたことによって管理通貨制度が始まりました。
それまで貨幣の流通などに対しては政府がその権限を持っていましたが、その権限を通貨当局に譲渡し、専門機関でその調整を行うこととし、これによって物価の安定や経済成長・雇用問題など経済にかかわる様々な問題をコントロールできるようになりました。
金本位制との大きな違いは貨幣量に制限がないことです。貨幣の価値を金で裏付けする金本位制ではその国が準備する事の出来る金の価値以上に貨幣を発行することは出来ませんでした。
しかし管理通貨制度下では金などと交換することは行われないため、制限が設けられることはありません。
「ろ号券 3次5円札」には1枚につきおよそ10円から500円前後の買取金額がついています。
戦時中に発行された紙幣である関係上、その質は極めて劣悪なもので、総じて買取金額は低めに設定されています。
しかし見本紙幣は通常の紙幣に比べて希少価値が高いためもし見つけられれば10,000円以上の買取金額になることが期待できます。
『ろ号券 3次5円札』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,専門の古銭買取業者に査定してもらう
旧紙幣はプレミア価値のついた種類がたくさんあり、最近の紙幣でも紙幣番号によってはいい買取価格となります。
しかし金券ショップや一般のリサイクル店で買取りをすると希少価値の高さが判断できず、プレミア価値をつけてもらえない可能性があります。
旧紙幣は専門の古銭買取業者に査定してもらうのが一番です。
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希少価値の高い旧紙幣だったとしても、実際は買取業者によって査定額に差があります。
特に価値が高い紙幣の場合、業者によって倍以上の差が出ることも珍しくありません。損をしないためにも複数社の査定がおすすめです。
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