レア度 | ☆☆☆ |
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買取価格 | 少し高い~高い |
素材 | 紙 |
発行年度 | 1945年 |
「ろ号券 3次100円」は1945年(昭和20年)8月17日から1946年(昭和21年)3月2日までのおよそ半年間にわたって発行されていた紙幣です。
終戦から2日後に発行が始まりましたが、当時の経済は混乱状態にあり、政府は抜本的な財政改革を行うことにしました。
その中でそれまで戦争をけん引してきた財閥を解体したり、小作農を自作農にする農地改革を行いました。
それと同時にインフレーションを改善するために新円を発行することになったため、この貨幣は1年を待たずして使用が停止されてしまいました。
新円発行に当たってはそれまで使用されていた乙号券、い号券、ろ号券は証紙を添付することで新円と同じ扱いをすることのできる「証紙貼付券」が発行されました。
このようなものが発行されたのは新円発行間もない時期はそれがまだ十分に流通しておらず、貨幣量が減ることによって更なるインフレーションを招きかねなかったからです。
図案の表面には飛鳥時代に十七条の憲法を制定するなど天皇中心の社会を作ることに成功した聖徳太子の肖像画が中央に配置されています。
また裏面には同じ時代に建てられた世界最古の木造建築である法隆寺が描かれています。どちらも非常に有名な人物・建造物で小学校の教科書でもその名前を見ることができます。
紙幣のサイズは縦が93ミリ、横が162ミリと前後に発行された100円札と同様になっています。
「ろ号券 3次100円」には1枚につきおよそ5,000円から10,000円前後の買取金額が付いています。
それまでに発行されていた聖徳太子を図案とする「い号券」や「乙号券」に比べると発行されていた時期が短いぶん希少価値が高く、それらの数倍の相場で取引されています。
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