レア度 | ☆☆ |
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買取価格 | 額面通り~少し高い |
素材 | 紙 |
発行年度 | 1943年 |
「い号券 2次10円札」は1943年(昭和18年)12月15日から1946年(昭和21年)3月2日までのおよそ3年間発行されていた紙幣です。
表面の図案は1930年に発行された同じ額面を持つ「丙号券」と全く同じものを採用していますが、裏面の図案が変更されています。
1次10円が兌換銀行券であり、金との交換が可能であったのに対して2次10円は不換紙幣となったため、金との交換は出来なくなってしまいました。それに伴って裏面に記載のあった兌換に関する文章は削除されています。
貨幣のサイズは縦が81ミリ、横が142ミリとなっており、この後に発行される3次10円札と同じになっています。
昭和時代に入ってからずっと図案に採用されていた和気清麻呂は奈良時代から平安時代にかけて活躍した貴族です。
彼は今でこそそこまで知名度の高い人物ではありませんでしたが、終戦前までは教科書等でも頻繁に名前の登場する有名な人物でした。
長岡京の造営が上手くいっていないことを知って当時の天皇に対し平安京の造営を進言しました。それだけでなく様々な地域で治水工事に携わるなど民衆のために様々な活動を行っていました。
このことから彼は江戸時代末期の孝明天皇から「護王大明神」という神号を贈られました。この名前は彼を祀っているとされる「護王神社」の名前の由来になっています。
「い号券 2次10円札」には1枚につきおよそ300円から800円の買取金額がついています。
記番号が赤色で印刷されている「い号券 3次10円札」と比べるとその買取金額は低めに設定されています。
同じい号券であっても一目で見分けることは難しいので専門家に一度鑑定してもらってその価値を把握すると良いでしょう。
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