い号券 1円札
レア度
買取価格額面通り~少し高い
素材
発行年度1943年

「い号券 1円札」は1943年(昭和18年)12月15日から1958年(昭和33年)10月1日までのおよそ15年間発行されていた紙幣です。

その表面には武内宿禰の肖像画が、裏面には鳥取県にある宇部神社がそれぞれ描かれています。サイズは縦が70ミリ、横が122ミリとなっています。

日中戦争・太平洋戦争中に発行された紙幣であり、戦時中であったためにその質は日本の貨幣史上最低ランクのものになっています。そのため劣化しやすいというのが特徴としてあげられるでしょう。

また、1944年に発行されたものからはそれまでずっと記載されていた記番号も省略されるようになりました。

戦時中には貨幣の質が落ちただけでなく、国家総動員法により国民の生活は大きく制限を受けることになりました。「欲しがりません、勝つまでは」、「ぜいたくは敵だ」といったスローガンの下、国民はあらゆる面での我慢を強いられました。

深刻な食糧不足にも陥ったため、学校の校庭も作物を栽培する畑として利用されることもありました。

食料だけでなく衣服や燃料といった生活必需品についても自由に購入することは出来ず、配給に頼るしかない状態が続きました。

「い号券 1円札」には1枚につきおよそ500円から800円前後の買取金額がついています。未使用品のものであっても1,000円程度の価値しかありません。流通していく中で品質が劣化していくとさらに価値は大きく落ちていきます。

また、この紙幣には数種類の見本紙幣が存在します。赤い文字で「見本紙幣」と書かれているものや英語でその文言が書かれているものが存在し、そちらのものであれば1枚につき15,000円前後の買取金額がつく可能性もあります。

『い号券 1円札』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の古銭買取業者に査定してもらう

旧紙幣はプレミア価値のついた種類がたくさんあり、最近の紙幣でも紙幣番号によってはいい買取価格となります。

しかし金券ショップや一般のリサイクル店で買取りをすると希少価値の高さが判断できず、プレミア価値をつけてもらえない可能性があります。

旧紙幣は専門の古銭買取業者に査定してもらうのが一番です。

2,損をせずに売るなら2社以上で査定

希少価値の高い旧紙幣だったとしても、実際は買取業者によって査定額に差があります。

特に価値が高い紙幣の場合、業者によって倍以上の差が出ることも珍しくありません。損をしないためにも複数社の査定がおすすめです。

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