レア度 | ☆☆ |
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買取価格 | 額面通り~少し高い |
素材 | 紙 |
発行年度 | 1944年 |
「い号券 聖徳太子100円札」は、1944年3月20日から1946年3月2日の間に発行されました。<寸法>93mm×163mm。
聖徳太子100円札は「1次」(乙号券)、「2次」(い号券)、「3次」(ろ号券/前期/後期)、「4次」(A号券)の4種類が戦前戦後にかけて発行されています。そのため「い号券 聖徳太子100円札」は「2次100円札」とも呼ばれています。
特徴としては太平洋戦争の終戦頃になると紙の質が落ちる特徴があり、短い期間で発行されたものですが発行時期によってその質は大きく異なっています。
その表面には聖徳太子が、裏面には彼が建てたとされる世界最古の木造建築である法隆寺が描かれています。
図案に採用されている聖徳太子は飛鳥時代の政治家で、日本の歴史上最初に名前を残した政治家といっても過言ではありません。
彼の行った政策は「冠位十二階」と「十七条の憲法」の2つで、いずれも小学校の教科書に記載されています。入試問題として問われることも多い重要語句として知名度も非常に高い用語です。
冠位十二階は日本で初めて作られた階級制度で、その能力が高いものを重用するという内容でした。
従来の政治制度では世襲制が主なものであり、能力が高くてもい絵柄が悪い場合には役人になったりすることはできませんでした。
冠位十二階によって日本は能力主義の採用を行うようになったのです。
十七条の憲法は当時の役人の心構えを示したものです。その条文の中には「能力のあるものを役人として採用する」といった内容のものがあり、これは冠位十二階の根拠ともなっています。
それだけでなく現在の役人の心得としても適切な内容が書かれており、この制度のすごさを垣間見ることができます。
この紙幣は物資に乏しい戦時中の製造であるため、美品と呼べるものは少なくなっています。
「い号券 聖徳太子100円札」は1枚当たり1,000円前後の買取価格となっています。
聖徳太子100円札としては「3次」(ろ号券/前期/後期)が買取価格5千円~1万円と、最も価値が高くなります。
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