旧5円金貨
レア度☆☆☆☆☆
買取価格高い~非常に高い
素材金90%
発行年度1871年(明治4年)

旧5円金貨は明治4年に公布された「新貨条例」に基づいて発行されました。直径23.848mm、量目8.3333g。1872年(明治5年)からは小型化され直径21.819mm、量目8.3333gとなります。

日本の貨幣単位が“両”から“円”へ変わったときに発行された金貨であり、5円以外にも1円・2円・10円・20円が製造されました。

この金貨は、旧1円金貨など他の金貨と比較すると発行されている期間が長く、製造された枚数も多くあります。

表面には天皇の象徴となっている竜が彫られており、裏面になると旭日の錦の御旗が見受けられます。

錦の御旗というのは、承久の乱が勃発したさいに、後鳥羽上皇が傘下にいる武将に渡した旗がルーツとなっています。

官軍の頭(かしら)と相手に知らせるために掲げる旗ですが、決まった形はありません。

例えば源頼朝であると、奥州合戦に用いた旗は「伊勢大神宮」と「八幡大菩薩」の神号と鳩のデザインがされたもので、室町幕府の最初のほうであると、「伊勢神宮」と「八幡大菩薩」の神号と太陽がデザインされた旗が用いられていました。

戊辰戦争のさいには、この旗を官軍(新政府)が持ったことから、賊軍というポジションに立たされた江戸幕府サイドに大きなショックを与えました。

そのとき土佐藩氏であった田中光顕は、錦の御旗を見ただけで前線にいた幕府兵が「このままでは反逆者と思われてしまう」と顔面蒼白で退却した場面を目の当たりにしたそうです。

旧5円金貨の買取価格は、明治3年銘で150,000円前後、明治6年銘で数万円~100,000円、明治8年以降の発行年は現存枚数が少ないため買取価格は数倍に上がります。

発行枚数は多いものの、製造された枚数が少ない年も多いのが特徴です。1874年では旧5円金貨発行枚数が70万枚となっておりますが、残っている金貨の数はおおよそ2,000枚くらいと言われています。

『旧5円金貨』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,古銭専門買取業者なら正確に査定できる

近代金貨は明治時代に発行された金貨で、価値が高いのはもちろん、発行年度によって買取価格が大幅にアップする特徴があります。

もし一般的な総合買取ショップに依頼してしまうとこのような高い価値をつけてもらえない可能性があります。

しかし専門の古銭買取業者に依頼すれば、正確な査定額を出すことができます。

2,損をせずに売るなら2社以上で査定

近代金貨は非常に高価なため、買取業者による査定額の差も大きくなります。

特に旧10円金貨、旧20円金貨などは美品判定の違いで10万円、レアな発行年だと数十万円変わることもあります。

なるべく多くの買取業者で査定をするのが損をしないコツになります。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。