レア度 | ☆ |
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買取価格 | 額面通り~少し高い |
素材 | 紙 |
発行年度 | 1938年 |
「政府紙幣 富士桜50銭」は1938年(昭和13年)から1948年(昭和23年)までのおよそ10年間にわたって発行されていた紙幣です。
ほぼ日中戦争の開始時期から発行され、終戦後まで用いられていた貨幣です。
この時代になってくるとその図案には歴史上の人物を用いることが多くなっていましたがこの紙幣には富士山とサクラが描かれています。
日本では1937年から日中戦争が開始され、戦時中の態勢を整えていきました。
その一環として物資を買うための銀を温存する決定をし、それまで銀を原料としていた50銭銀貨の製造を廃止したうえで新しい貨幣を作ることとなりました。
こうして作られたのが「政府紙幣 富士桜50銭」でした。
貨幣としての大きな特徴は年号表記が他の貨幣と大きく異なる点にあります。従来と同じく「昭和○○年」という表記のほかに「紀元二千○○年」といった表記が施されました。
こちらの表記は神武天皇が即位したとされる年をスタートとする年号になっています。このような表示が追加されたのは当時の日本で皇国史観が全盛期だったからです。
「政府紙幣 富士桜50銭」には1枚につきおよそ200円から5,000円の買取金額がついています。
16億枚以上発行されており、希少価値はほぼない貨幣です。また、戦争の時代を経ているため劣化が激しいものも多く、状態の良いものはなかなかありません。
数は少ないですが見本貨幣であれば買取金額は3,000円以上になることが期待できます。また、通し番号が「1」組のものに関しては他の番号よりも人気が高くなっており、相場が上がっています。
1枚1枚売却するよりはまとめて売却することで少しでも買取金額をアップさせたい貨幣と言えるでしょう。
『政府紙幣 富士桜50銭』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,専門の古銭買取業者に査定してもらう
旧紙幣はプレミア価値のついた種類がたくさんあり、最近の紙幣でも紙幣番号によってはいい買取価格となります。
しかし金券ショップや一般のリサイクル店で買取りをすると希少価値の高さが判断できず、プレミア価値をつけてもらえない可能性があります。
旧紙幣は専門の古銭買取業者に査定してもらうのが一番です。
2,損をせずに売るなら2社以上で査定
希少価値の高い旧紙幣だったとしても、実際は買取業者によって査定額に差があります。
特に価値が高い紙幣の場合、業者によって倍以上の差が出ることも珍しくありません。損をしないためにも複数社の査定がおすすめです。
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