レア度 | ☆☆☆☆☆ |
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買取価格 | 高い~お宝級 |
素材 | 銅 |
発行年度 | 708年 |
和同開珎は長い間日本で一番最初に発行された貨幣として知られてきました。教科書にも記載されるほど有名な貨幣です。埼玉県の秩父地方で鋳造、発行されました。
近年、富本銭という新たな貨幣が見つかり、こちらが最初の貨幣とされています。ただ庶民が使用した形跡は少なく、流通貨幣としては和同開珎が最初になります。
708年(和銅元年)から963年(応和3年)まで鋳造された12種類の銅銭を皇朝十二銭といい、その1番目の銅銭になります(当初は銀銭から鋳造)。唐の穴銭である開元通宝をもとに作られました。
製造時期で古和同開珎と新和同開珎に分かれます。
和同開珎の当時の価値としては1文であり、この貨幣1枚で米2キロを買うことが出来ました。これは当時の成人男性の一日のお給料に相当します。
発行された理由は当時埼玉県秩父市で純度の高い銅の産出が明らかになり、それを祝う形で作られたと言われています。
現在と違い、700年代では銅の産出地も多くなく、銅山が発見されるだけでも元号が変わるといった騒ぎ方をしていたので銅銭という形で作れたものもそう多くはありませんでした。
したがって、この貨幣の流通量は非常に少なく、近畿地方やその周辺地域でしか使用されることはありませんでした。
この古銭の相場は書かれている和同開珎の文字体によって大きく変化します。
この4文字の書き終わりがきっちりと「止め」で終わっていた場合は1万円から5万円前後の価値になりますが、書き終わりが「はねている」場合にはその価値は跳ね上がり、数十万円から美品であれば数百万にもなります。
この古銭は大変古い貨幣になりますのでその保存状態が相場に大きく関係してきます。もし売却を考えている場合には極力美品の状態での保管が望まれます。
インターネットオークションなどでも今だに1枚の和同開珎に対して50件近くの落札があるなど、非常にコレクターの中でも人気が高く入手困難なものになっています。
『和同開珎』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらう
穴銭・丁銀・豆板銀は種類が多く、またわずかの違いでプレミア価値がつくなど、鑑定には高い鑑定力が必要となります。
そのため一般の中古買取店では正確な鑑定は困難です。高額になるレア穴銭であっても、数百円などで買取りされる可能性があります。
経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらうことが重要となります。
2,損をしない買取りのコツは2社以上で査定
買取価格はどの業者でも同じ査定額というわけではなく、価格は差があることが多いです。
例えば、一つの穴銭をプレミア古銭と判定しても、A社では20,000円、B社では40,000円と倍になることも珍しくありません。
そのため複数社で鑑定してもらうことが損をしないコツになります。
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